鎌倉の世界観とストーリーがマッチしている。CGが素晴らしい。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月19日 22時00分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
ファンタジー要素が多い映画ですが、妖怪や幽霊などの“この世のものではないもの”が人間と同じように暮らしているというストーリーが古都・鎌倉の持つイメージに合っていて自然と作品の世界に入っていくことができました。
黄泉の国が人によって見え方が異なるという設定になっていて、堺雅人が演じる作家・正和が見ている黄泉の国は幻想的でとても美しかったです。CGが素晴らしく、建物と景色は海外や映画の世界を思わせるものがあり視覚的にも楽しめると思います。個人的には雄大な三途の川を江ノ電が渡っていくシーンが印象に残りました。
正和と高畑充希演じる亜紀子たちの夫婦・家族としての絆や愛など自分たちの日常にありそうなエピソードが中心になっていて心が温まる映画でした。タイトルの運命については終盤で語られますが、どちらかというとこの世のものではないものと鎌倉で共存する人たちの人間模様を楽しめる映画だと思います。堺雅人と高畑充希が演じる夫婦がほほえましくて魅力的でした。
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