何とも形容し難い何か
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月25日 13時53分
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総合評価:
3.0
物語冒頭の子どもたち。この時点で怖い。
怖い映画が始まるんだっていう期待が高まります。妻夫木聡演じる主人公の怯える姿。悪くないですね。
しかし、オープニングの曲。ここで一瞬の違和感。緊張と緩和ってやつなんでしょうか。
ここから過去に戻り、田舎のしがらみやらぼぎわんやら重要な事がちらほら。
結婚式、その後の夫婦生活、随所に主人公の薄気味悪さ、業の深さが散りばめられています。
1番怖いのは人間なんじゃないの?って思わされます。
物語が進むにつれて登場人物たちの仮面がボロボロ剥がれ落ちていきます。
中盤で出てくる岡田准一演じる何でも屋、見た目が超絶カッコいい。
初見では誰かわからないくらい変貌遂げている小松菜奈。途中からすごく可愛く見えてきます。
主人公が築いてきたコミュニティがことごとく胸糞悪いんです。
類は友を呼ぶとしか言えないのかもしれません。
主人公たち家族を救おうと頑張る霊能力者さんたちは別です。本人たちなりに真面目にお祓いしようとしてくれます。
松たか子演じる最強の霊能力者の登場には胸が震えます。頼りになりそうです。
全国津々浦々から集結しようと頑張る霊能力者。しかし、途中で纏めて逝ってしまわれる霊能力者。
無事に現場に集結してからも安心できません。自分たちの流派に沿ったお祓いの準備を進めていきます。
しかし、お祓いしようにも相手は何人も殺しているとんでもない化け物です。ここでもモブの霊能力者たちは瞬殺されたようです。
でもまだ松たか子が残ってるから大丈夫。
最後は自分の目で確かめてください。
どう解釈するかはあなた次第です!