十九の春
芸者屋薗田屋の養女として育った薗田妙子(神楽坂浮子)は、子桃の名でお座敷にも出ているが快活な女子高校生でもあった。ある日、彼女はスケート場で転倒、脳震盪を起こしアルバイト指導員の高校生・宗方春太(清川新吾)に介抱され、それが縁で二人はお互いにほのかな愛情を持った。春太の家は、母さき(瀧花久子)、姉糸子(故里やよい)との三人暮らしで、糸子は貿易会社に勤め同じ会社の佐伯(仲原雄二)とは恋仲であった。父の宅蔵(北竜二)は元芸者のゆう(井川邦子)を妾として別居していた。妙子と春太とは何度か逢う中に親しさを増していった。ある日、春太の家庭を訪れた妙子は、その明るさにやがては、芸者になる身を恥じるのだった。一方春太は父の行状が原因で姉の結婚話が不調に終わったのを知り、その憤りを妙子に話し、芸者への怒りをぶちまけた。春太の心を知った妙子は身の上を告白しそびれ、春太が日頃欲しいと洩らしていた“世界文学全集”を贈ってきれいに別れなくてはいけないと思った。妙子の気持を知った姉芸者梶太郎(水原真知子)は、同情して自分の客である高山(伊沢一郎)から、贈り物を買う金を妙子にもらってやった。別れの手紙と小切手を受取った春太は、小切手の振り出し先の高山を訪ね、自動車で高山に新橋演舞場へ連れて行かれた。“銀杏会”--芸妓の舞踊発表会の舞台に子桃として出る舞台衣裳の妙子に会った春太は、彼女が芸者である事を知り、小切手を叩きつけ帰ろうとした…。
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十九の春の映画情報
公開日: 1956年4月17日 / 上映時間: 53分 / 製作年: 1956年
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