淡々とした日常と愛情
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月26日 10時38分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
生田斗真さんがトランスジェンダーの女性を演じると聞いて鑑賞。
個人的には、もやっとする終わり方でした。
シングルマザーの母親に、たびたびネグレクトされている主人公のトモは、叔父のマキオを頼るために彼の職場の本屋へ。
トモもマキオも、母がいないことにはそれなりになれているのですが、今日のマキオは少し違いました。
『今、一緒に暮らしている人がいるんだ』
そう言って紹介されたマキオの彼女・リンコは、トモの知っている大人の女性とは、なんとなく違います。
リンコは、男性の身体で生まれてきた、トランスジェンダー女性だったのです。
マキオもリンコも、淡々とお互いへの親しみや愛しさを紡いでいるのが素晴らしいと思いました。
でも、個人的にはオチがもやっとします。
『血の繋がりこそが重要』と解釈されてしまっても仕方ないと思います。
あそこでは、トモにマキオとリンコを選んでほしかったです。
3年後くらいの設定で、トモが母親の気持ちよりも自分を大切にするようなエンディングのバージョンを作ってほしいです。
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