舞台で鑑賞するととても楽しめそう!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月21日 18時13分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
丸山隆平が出所してきた先輩に脅されて、一緒に絵本作家の家に泥棒に入るというストーリーです。正直、随所に笑わさせてもらいました。昔は売れっ子であった絵本作家を演じる市村正親が天然キャラのユニークなおじさんを演じており、新境地を見た気分です。他の登場人物も、現実にはそんな純粋に騙されたりするようなピュアなハートは誰も持っていなくても、なぜ騙しに気付かないんだろうというくらい、皆現実離れした発想をしており、喜劇でした。途中から絵本作家の家での出来事のみとなり、背景が変わらなくて淡々とした印象を受けた点がマイナスポイントでしたが、丸山隆平や市村正親の表情などの演技が印象的で頭に残っています。出所してきた悪い先輩である宮川大輔は、演技が素でしたがハマり役だったと思います。前述しましたがこの映画の8割の時間は絵本作家の家であったため、映画よりも舞台等の演劇として鑑賞した方が非常に楽しめるのではないかと思います。