短くても伝わると気付かされた作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月18日 23時32分
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総合評価:
4.0
39分の内容なのにこんなにも考えさせられるとは思っていませんでした。こんなにも短くても伝わるものなんだ、映画ってただ長ければいいって言うもんでも無いんだなと実感しました。例え39分の映画だとしてもこの作品みたいに沢山の人に伝えられることが出来るんだから映画って本当に凄いなと思いました。
もし、自分の一番仲のいい子がLGBTだったら、それを打ち明けられたら、まさか自分の事を好いていてくれるならその子に向けてなんて声を掛ければいいんだろうか分からない。ただ、この作品の中で気付いたことは自分が当たり前と思っていた男女の恋愛は今や当たり前なんかでは無くて、この作品に出てくる桜のように自分はおかしいのでは無いかと感じている人は少なくないのでは無いのかなということです。自分の周りではこういう経験はありませんが、保健室の先生のようにうんうん。と聞いてあげること、否定をしないこと、それだけで救われる人はいるのでは無いかなと思いました。