淡々と静かに観られる作品でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月3日 17時01分
役立ち度:0人
総合評価:
2.0
主人公の女性料理人・ラボりが南極でいるシーンから始まるのが意外で、どう大統領の料理人と繋がるのかと思っていたら、すぐに4年前のシーンになりました。
その後も南極でのシーンが各所に入っていますが、そんなにばらけさす必要があったのかな?と思いつつ、見進めて行きました。
そしてあっという間に大統領の料理人として働き出しますが、そのきっかけがたまたま名刺交換した事という話がさらっと流れて行きます。
この作品の殆どが、エリゼ邸(大統領官邸)での様子なので、屋敷や厨房の様子、そこで作られて行く料理の様子などがたっぷりと観られたのも良かったです。
また、元々いる料理人との対立(と言っても相手の方がその思いが強いだけの様で)に気後れすることなく、着々と自分の仕事をこなしていく所はかっこいいと思いました。
大統領と料理の話で気が合って話し込むシーンも、楽しそうで気に入っています。
ただ、ラボリの話を中心にしているのだから、なぜ彼女が腕のいい料理人となったのかその経過も映像に表して欲しかったです。