虐待がテーマだけど・・・
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月25日 17時51分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
昨日観たばかりのこの映画。
タイトルと簡単なあらすじだけを見て興味を惹かれ鑑賞してみました。
虐待がテーマのひたすら重いストーリーを想像していたら・・・
導入はなんかほのぼのしているし、コメディタッチのようなやたら明るい劇団シーンあり、そうかと思うと流血を伴う壮絶なシーンあり、温かい友情シーンあり、泣かせるシーンあり、と感情がいろんなところに持って行かれる不思議な映画でした。
途中どうなることかと思ったけれど、最後まで観てみるとこれはこれで上手くまとまっているのかな、と。
虐待されて育った主人公をただただ可愛そうなだけ、悲惨なだけに描くのではなく、ずっと心のよりどころだったお婆ちゃん、やたら良いヤツ揃いの友人達、そして何よりどこまでもへこたれないポジティブなメンタルを持つ主人公によって、救いと希望のあるストーリーになっています。
これがフィクションだったら、「リアリティ無さ過ぎ」「きれいごと」としらけてしまうところですが、これって実話ベースなんですよね。どの程度脚色されているかは分かりませんが。
主演の太賀がとても上手で、吉田羊に至っては、これ「素」なんじゃないか・・・?と勘ぐってしまうほど。
ただ羊さん、最初から最後まで全く歳をとらず美しいまま、笑。あまりにも現実味が無さ過ぎて違和感がハンパ無かったです。
イメージワード
- ・悲しい
- ・笑える
- ・泣ける
- ・絶望的
- ・切ない
- ・かわいい
- ・コミカル