苦みとえぐみのある青春
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月21日 16時29分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
『キングスマン』でイギリスのライジングスターとなったタロン・エジャトンと『ベイビー・ドライバー』を大ヒットさせたアンセル・エゴートの競演ということで鑑賞。
80年代に、実際にあった事件をモデルにしているとのこと。
外連味のある役がはまりつつあったケヴィン・スペーシーがいい味を聞かせているのですが、この作品の公開後に暴露されたセクハラ事件により、2020年現在は実質引退状態。
撮影終了から公開まで、この作品はかなり間が空いてしまったのは、セクハラ問題が水面下で起きていたからでは?と疑ってしまいます。
『だます気はなく』詐欺事件を起こしてしまった、BBC(ビリオネア・ボーイズ・クラブ)の青年たち。あると思っていた資金がなく、夢想していた生活が瓦解していく様は秀逸です。
誰が誰をだましていたのか?いつから相手をだましていたのか?最後まで相手を信じるのは『バカ』の発想なのか?
80年代らしいバブリーな雰囲気や、薬物の乱用問題も絡めつつ、青年たちの『青春』を描いています。
イメージワード
- ・楽しい
- ・笑える
- ・泣ける
- ・絶望的
- ・知的
- ・かわいい
- ・かっこいい