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「実話です。」 ファヒム パリが見た奇跡 miinaさんの映画レビュー

ファヒム パリが見た奇跡 Fahim

実話です。

このレビューにはネタバレが含まれています

2020年8月21日 22時16分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
ファヒム パリが見た奇跡 を見てきました。とても良かった。
バングラディシュの移民の少年が滞在許可を取るために、フランスの大会で優勝をする話です。実話を元に作られています。
バングラディシュが経済的に危機で社会的に荒れていますが、フランスもまた移民問題を抱えています。チェスがきっかけになりながらその問題をうまく映像化しているのがとても良いと思いました。
ファヒムは、父とフランスに亡命しようとしますが、小さい時からチェスが強く、バングラディシュの大会で優勝した事により目立ったために、誘拐の危機がありました。他の家族を置いて、滞在許可がおりて呼び寄せる為、少年と父で先にフランスに渡ります。
しかし、なかなか降りない滞在許可。
滞在許可を得ようと通訳を通じて父は努力しますが、言葉が出来ないので仕事が見つからずフランス語も上達できない。しかもインド人の通訳もインド人を優先にするために、父の訴えに異なる通訳をする、インドも移民問題が切実なんですね。
滞在先のホテル代の3日で予算を使い果たして道端で寝ているところを赤十字に保護され、移民センターで生活している間に、チェスの教室に通い始め、少年はフランス語が話せるようになり、友達も出来、最初は苦手だった先生にチェスを教えてもらう。
チェスは、日本の将棋などと同じように頭脳の戦闘戦と言われているそうです。それは映画を見ると感じてきます。実際のファヒム少年も、日本人と戦ったのは一人だけだそうです。
移民許可の話に戻りますが、許可が降りず、滞在の期間の限度を迎え、父は路上生活をしたり、花を売ったり。父が本当に息子が好きでいい人だから周りに好かれるんですね。そこが良い。
チェスの大会で優勝するしか滞在許可を得る方法はなくなります。
鵜用曲折後、チェスの大会で優勝している時、教室の事務をしていたマダムが、大統領と話せる番組で直談判して見事、滞在許可を得る。
マダムは、他人の不幸を何もせず見ているだけなのがフランス人だといいます。しかし、行動に移したマダムに胸が熱くなりました。
もちろん、残された家族もフランスに呼び寄せました。
チェスを交えながら、難民問題、人種差別、家族愛、国の問題をさらりと描いているのがとても良いと思いました。実際の本人も最後に登場します。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・泣ける
  • ・勇敢
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