思っていたよりしんどい描写
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月27日 16時37分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
現在20代の私が昔の方々(今のおじいちゃんおばあちゃん)の若くイキイキしたころを知りたい・戦争の悲惨さを知りたい、と思い鑑賞。
結論、思ったより(吉永小百合のTWICEサナばりの可愛さ美しさから想像したものより)悲惨な描写と悲しい結末だった。
今ある戦争映画よりも、本当に戦争を経験した時代の人々の思想や言葉遣いが反映されているため、よりリアルで鮮明なのではないか。
どこまでも全体主義でお国の為に!と頑張る人々の怖さ、そこからどうしようも救助できない兵隊にはご飯と称して青酸カリを飲ませたり、、、さっきまで生きてた人が最後の言葉も告げられず亡くなっていく、そんな中で残されたものたちはどういう結末を辿るのか。
何かを学んだというよりかはひたすらこの時代に生きた人たちのおかげで今があることを感謝するしかないという思い。感謝という言葉じゃ表現が足りないと思う。今国民にこんな状況が起こるとどうなるか、とてもじゃないけど考えたくもない。所詮私も平和ボケしているのだが、向き合わなければいけないと改めて感じさせられた。