ヒトラー暗殺が成功していたら未来が変わっていた
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月5日 15時12分
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総合評価:
4.0
ヒトラー率いるナチスが憎いエルザーは、綿密に計画を立ててヒトラーの暗殺を試みました。しかし自然のいたずらとも言える事情のため、暗殺は未遂に終わりました。このことは実際に存在した出来事でありますが、もし暗殺が成功していたらこの世の中はどうなっていたんだろうと思い、驚愕しています。暗殺されていたらナチスは弱体化され、早くに戦争が終結していたかもしれません。その結果、日本にも原爆が投下されることはなかったかもしれません。いずれにせよ日本は敗戦していたと思いますが、今日の日本の姿にはなっていなかった可能性もあり、そうなると私自身の存在というのもなかったかもしれません。そのようなことを考えると、このヒトラーの暗殺未遂は世紀の出来事です。この映画ではエルザーが暗殺を企てる経緯や準備等を無理のないストーリーで描かれています。ナチスの恐ろしさも伝わってきます。戦争を知らない現在の人々は、この映画を通して戦争のない日本の平和さを理解できると思います。難点は、エルザーに対する拷問シーンがグロテスクでありました。グロテスクなのが苦手な方は注意して鑑賞すると良いです。