やさしい作品でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月6日 17時08分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
田中麗奈さんの演じる、愛情いっぱいに育てられたあかりが可憐で素敵でした。そんな彼女と一緒に成長していくゴールデンレトリバーの「ソックス」も可愛くて、動物好きにもおススメの物語だと思います。
そのあかりが母の死を経験して、ソックスと一緒に少しずつ元気になって行くところは微笑ましく観ていけました。
でもそんなあかりとソックスの別れのシーンは切なくて、父の転勤なので仕方がないとは思うのですが、少し残念な気持ちでした。しかし、ひょんな事からまたあかりと父がソックスに再開して、2人に良い笑顔が戻ってきて、また一緒に暮らしだしたのでほっとしました。
でも大人になって行く中であかりは自分の生活で手いっぱいで、ソックスとの仲も段々と距離を置くようになって行くのは、「お母さんから言われた"犬との10の約束"ってあかりの中でどこに行ってしまったの?」と思ってしまいました。
そしてその事に気づいた時には、もう残された時間が少なくなっているという、自分も含めて動物を飼っている者には大切な事を改めて気づかせてくれるシーンでもありました。