じめじめとした空気
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年3月1日 16時12分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
小栗旬さんが主演と言うことに惹かれて見ることにしました。全体的にとてもグロテスクな描写が多く目を塞ぎたくなるようなシーンが印象的でした。小栗旬さん妻夫木聡さんの演技には圧巻です。危機迫る表情やサイコパスの殺人鬼の表情には驚きました。中でも私は妻夫木聡さんが演じる蛙のお面をかぶった殺人鬼の演技に魅了されました。彼を殺人鬼にしてしまった過去、またなぜ演出じみた殺人を繰り返すのかその謎に迫ったときに彼をどこまで理解できるのかがポイントなのではと私は思います。彼は殺人を芸術と作品と呼びます。なぜこのような異常な人間が生まれてしまったのかまたリアリティーのある設定で人事のようには思えない恐怖感を味わうことができる作品でもあると思います。この映画を見るときにはぜひ梅雨の時期のじめじめした時に見てもらうと映画の世界観に足を踏み込めるような気がするのでお勧めです。血やグロテスクな描写が多いため苦手な方にはあまりお勧めすることができない映画となっています。