インセプションの豆知識・失敗談

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インセプション
2010年7月23日上映 / アメリカ / 148分

4.2/5.0

11件

コブ（レオナルド・ディカプリオ）は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
主な登場人物であるドム（Dom）、ロバート（ Robert）、イームス（ Eames）、アーサー（ Arthur）、マル（ Mal）、サイトー（ Saito）の最初の文字をとると、「Dreams（ドリームズ）」になります。そこにピーター（Peter）、アリアドネ（Ariadne）、ユスフ（Yusuf）を加えると、「Dreams Pay」となり、これは、彼らが他人からアイデアを盗む泥棒であることを意味しています。
豆知識・トリビア
「エンターテインメント・ウィークリー」のインタビューで、作家、プロデューサー、そして監督のクリストファー・ノーランは、インセプションチームの役は、映画製作者の役割に基づいており、コブはディレクター、アーサーはプロデューサー、アリアドネはプロダクションデザイナー、イームズが俳優、サイトーがスタジオ、フィッシャーが観客であると説明した。「チームベースの製作プロセスを書こうとして、自分が知っている過程を描いた。」とノーランは語った。
豆知識・トリビア
日本のテレビ放送では、特定のシーンがどのレベルの夢で起こっているか、視聴者が混乱せず分かるように、画面の左上端にレベルの説明を表示した。
豆知識・トリビア
この映画では、非現実的なエフェクトが多用されているにも関わらず
ペンローズの階段、回転する廊下、山の雪崩、無重力空間など、映画全体の視覚効果の大部分は、
コンピュータグラフィックスのイメージではなく、実用的な方法で作成されています。
他の多くの大作では2,000以上の視覚効果ショットを持つのに対し、この映画には約500の視覚効果ショットしかありません。
豆知識・トリビア
ジョゼフ・ゴードン・レヴィットは、廊下での回旋戦闘シーンを除いてすべてアクションをスタント無しで演じた。
豆知識・トリビア
ジョセフ・ゴードン＝レヴィットは、簡単なキャラクターの概要を説明した後、オーディションに臨み、知らず知らずのうちに自分のキャラクターのワードローブにぴったりとマッチしたフルスーツを「念のため」着ていました。
豆知識・トリビア
本作の長さ（2時間28分）は、エディット・ピアフの「Non, je ne regrette rien」という曲の演奏時間（最初の録音エディション）である2分28秒を参考にして決められています。
豆知識・トリビア
登場人物の名前の頭文字を取ると、”DREAMS”になる。つまり、夢になります。
Dom Cobb
Robert Fischer
Eames
Arthur
Mal
Saito

さらに、Peter、Ariadne、YusufのPAYを足してDREAMS PAYとする説もあるようです。
クリストファー・ノーランらしい芸の細かさですね。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
ドムは、機内でフィッシャーの飲み物に鎮静薬をこっそり入れました。その陰謀に乗った客室乗務員が、検出される可能性がより低いため前もって入れていたかもしれません。
失敗談・うっかりミス
乗組員はドアを蹴って528号室に乱入したので鍵は壊れているはずです。後のシーンでは、鍵は完全に機能しています。
失敗談・うっかりミス
最初のシーンで、斉藤はコブのトーテムを時計回りに回転させますが、同じシーンが映画の最後に映し出されるとき、トーテムは反時計回りに回転しています。
失敗談・うっかりミス
コブから迷路の絵を頼まれたアリアドネは、簡単に抜けられる迷路を2つ描きましたが、3つ目は不可能な迷路を描いてしまいました--迷路の中心から出るには行き止まりしかないのです。
失敗談・うっかりミス
アリアドネがコブとの最初の夢を変え始めると、鏡を動かすたびに見えない段差（おそらくグリーンスクリーンの一部）を踏んでしまいます。
失敗談・うっかりミス
アリアドネとコブがカフェにいるとき、コブの後ろを黄色いジャケットを着た男が通り過ぎます。カメラは何度かコブとアリアドネの間を行き来します。コブに戻ると、黄色いジャケットの男が再び通り過ぎます。このジャケットの人は投影で、映画の説明によると、投影はエキストラによく似た振る舞いをするそうです。つまり、同じ投影があのように再登場することがあるのです。
失敗談・うっかりミス
落下するバンの中で、アーサーは頭に載せていたヘッドホンを外して寝ています。ヘッドフォンはバンが水につかる前に再び現れます。
失敗談・うっかりミス
モーリスとロバート・フィッシャーの緊張した関係を伝えるある新聞記事では、「成功」のスペルが間違っていたり（「c」が1つだけ）、「差し迫った(imminent)死」ではなく「eminent (著名な)death」という表現を使っていたりします。

ネタバレ有り

下記の内容にはネタバレが含まれます

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
ゆっくり、陰鬱に鳴り響くトロンボーンのメインテーマは、エディット・ピアフの『水に流して』の冒頭に流れる、早く、甲高いトランペットをスローダウンさせたものです。これは、この映画のプロットの段階で使われていたものでした。更に、夢の中にいる人がこの音楽を聴くと、音楽はもっとゆっくり聞こえます。つまり、この映画のメインテーマは、『水に流して』の冒頭が、ほとんど正確に眠っている人に聞こえるようにつくられています。このテーマの仕掛けは、エンドロールで歌が流れるとき、観客がこの映画から「目覚める」ように合図することで、その理論的な結果を導いています。