キングスマン:ゴールデン・サークル
謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、ロンドンにある高級スーツ店を隠れみのにしたスパイ組織「キングスマン」の根城がつぶされてしまう。残ったのは、以前スカウトされて腕を磨いたエグジー(タロン・エガートン)と、教官でありメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)だけだった。二人は敵を追い、同盟組織の「ステイツマン」の協力を求めてアメリカへ渡る。
とても時間の余っていた時期に公開していた映画で、一応何か映画館で観たいなぁと思い予告を漁っていたらこれがすごく面白そうだなと思い立ち映画館で観ました。 結論から言うと私には駄作でした。最初の方の車の上でチェイスするシーンからして嫌な予感がプンプンし始めていたのですが、途中からの敵も味方も入り乱れてのドタバタ劇が始まる頃には完全にチケット代金の無駄死にになりました。 確かに小技を効かせたり、一介のテイラー屋がスーパーヒーローだったり、スーツケース型の武器なんかは見所があるのですが、脚本とストーリーが全てを台無しにしてしまった。ジョークも下品で、これって英国作品だったよね?と帰ってからクレジットを見直すほどに酷かったです。 セキュリティの矛盾とか筋の通っていないキャラとか。そういうオフザケ映画じゃない!と言ってしまえばそれまでなんですが、あまりにもご都合主義が酷いので何を意図して作ったのか、どのようなことを読み取ってほしくて興行に踏み切ったのかが甚だ疑問でした。 もしかしたらこういうハチャメチャやる映画が好きな人なら楽しめる作品なのかもしれませんが、私には映画館でこれを観た!という記憶しか残りませんでした。
このレビューにはネタバレが含まれています
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