前作と同じような感じが心地よい
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月20日 12時39分
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総合評価:
4.0
大ヒット作には敢えて同じようなイメージを続けて作品を育てていく場合があります。これもその作りになっていて、前作のイメージを持っている人にとっては心地よい作りになっています。竹内結子は相変わらず煮え切らない困った感じが前回だし、阿部寛は空気が読めていません。今回は救急救命の汚職に関する話なんですが、病院というのは使命感と利益という、相反するものを追求しなければいけない大変な所なんです。このシリーズの特徴がよく出ているので、犯人の目星はつけやすいストーリーだなと感じます。途中で大きな事故が起きてこの病院に患者がたくさん搬送されてきますが、病院関係者の身内も巻き込まれていて運ばれてきます。ここが一つのターニングポイントになって、病院が理想とする方向に向かっていきます。この映画のいい点は、最終的に理想とする方向に向かって行っている点ですね。ジェネラル・ルージュの凱旋というのは終わった段階ではまだですが、3年後に戻って来れば人間としても大きくなって果たされると言う事が最後にわかり堺雅人を応援したくなりました。
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