タイトルは惹かれるのだが
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月22日 23時55分
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総合評価:
2.0
随分と前の映画で邦画黎明期の作品のように私は感じるのだが… この頃の邦画ってなんかどれもこれもピンとこない作品が多かったきがする(今はそんなことは無いと思うのだが)その中ではそこそこ見れた映画だった。
想像していたホワイトアウトのシーンはもっと過酷で自然の驚異みたいなものをヒシヒシと感じさせてくれるものなのかと思ったけど、そうでもなかったのが残念でならない。しかも織田裕二のコートも「踊る大走査線」と同じような色合いで、というかまんまだったような気がして、狙ってやってる?と言いたくなります。
しかもストーリーもところどころに頓珍漢としかいいようがないものもあったりします。地元(?)警察との会話なんか織田と全くと言っていいほど嚙み合ってないし、あの極寒の中であの薄着はないんじゃないの?こっちが風邪引きそうになりますよ、あれじゃぁ。
石黒賢との関係性も、もうちょっと捻った展開とかなかったのかな?話が嚙み合ってない上に展開もベタなのである。
あと松嶋菜々子の存在意義が全く私にはわかりませんでした。何も彼女でなくても表情で演技できる女優さんを起用すればもっと面白かったのに、話題つくりの起用なのかな?と訝ってしまいます。
でも犯人達の冷酷なキャラとかはいい感じで臨場感があって名脇役ここにあり!といった感じです。豪雪の中を黙々と歩いていく織田を上空から俯瞰で撮影したりしたらもっとホワイトアウトの凄さを表現できたのではないだろうかと作品を見ながら一人でバンバン突っ込みを入れまくっていました。
でもこの映画のお陰で「ホワイトアウト」という現象を覚えたのでよかったです。あとこれは先に小説で見た方がいいのかもしれないなと思いましたね。