石神さんの純愛に泣けます
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月22日 13時50分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
東野圭吾のガリレオシリーズ第一弾映画です。弁当屋で働いている松雪泰子の娘がうっかり殺してしまったのを、隣人の堤真一が演じる石神さんが天才的頭脳でアリバイを工作して松雪泰子一家を庇うわけですが、石神さんと大学時代の同期である、福山雅治が演じる湯川博士と天才対決をしていくというストーリーです。石神さんは松雪泰子に惚れているわけですが、恋人でもなく、また恋人に発展する気配もないのに健気に奮闘し、その純愛さに涙が出てきます。常に冷静沈着で人間らしい感情を表に出さない湯川博士だけど、大学時代の同期という間柄のせいか、人間くさい雰囲気を醸し出している場面が随所に見られました。この二人の天才対決は庶民的な知能の私には想像を絶する奥深い思慮に基づいたトリックであり、見応えが存分にあります。しかし今思うとこの映画のキャスティングは豪華です。福山雅治と堤真一、松雪泰子の共演というのはスケジュール確保が大変だったと思います。東野圭吾ブランド、ガリレオシリーズの影響といったところかと思います。