黒の組織との対決だ!予告から期待感しかない
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月25日 10時01分
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総合評価:
1.0
恐らく皆が見てみたい黒の組織との対決が劇場版になるとあっては期待も高まったであろう作品。予告もいやがおうでも期待を高めさせられる展開に私もコナンの最高作品になるのでは?と思ったくらいです。
確かに序盤はスリリングな展開にジリジリしますが、途中からだんだんとご都合主義的な内容へ変貌していきます。
ちょっと思ったのですがこの作品あたりからコナン映画ってサスペンスからアクション映画へ変わっていったように思います。しかもストーリーは小学生が見てもきっとよくわからないような複雑な内容になっているし、それを派手なアクションで帳消しにしている節があるように思えてなりません。
確かに火災でのエレベーターでの妹さんのくだりで恨みをもつのもわからないではないけど、やりすぎな感もあり、星をヒントにたどり着いたり、メモとってるなぁ。几帳面な性格だなぁ。じゃあ犯人かも?といったあたりは本当に??と疑いたくなる杜撰な推理であっけにとられました。これをいっちゃぁお終いかもですが、複合施設での吹き抜けでサッカーボールが見事にドロップして犯人にぶち当たるあたりは、もうプロとしてプレミアリーグのスターになりワールドカップの得点王として君臨してもおかしくないようなテクニックと強メンタルにたまげます。
アイリッシュの最後の人間味あるシーンやピスコとの背景がよかっただけに東都タワーでの銃撃戦は国家転覆罪のテロ行為として世界を震え上がらせるような大騒ぎになってもおかしくない。黒の組織って秘密結社なんじゃないの?
最初の夢落ちの予告あたりからして個人的に違う意味でやられたコナンになってしまいました。