バーダー・マインホフ 理想の果てに
1970年代に、ドイツでアンドレアス・バーダー(モーリッツ・ブライブトロイ)とウルリケ・マインホフ(マルティナ・ゲデック)によってドイツ赤軍が結成された。彼らは最初に掲げた理想とはかけ離れた行動を繰り返し、ついには犯罪に手を染めることになっていく。
デモ行進に参加していたごく普通の学生が、問答無用で警察官に射殺される衝撃的な幕開けでした。リベラルな論調で知られる「コンクレート」の敏腕記者、ウルリケ・マインホフが憤りを露にするのも無理はありませんね。「ペンは剣よりも強し」をモットーとしながらも、大手メディアの同調圧力にはあっさりと屈してしまうのがほろ苦いです。 そんなウルリケと意気投合するのが、ベトナム戦争に反対するバーダーとエンスリンのカップル。使命感に燃えるジャーナリストと、行き場のない怒りを抱える若者たちの出会いには不穏なムードを感じてしまいます。資本主義のシンボルであるデパートへと放火、国家権力への挑戦のための脱獄、勢力拡大を目指してハイジャックに銀行強盗までと歯止めが掛かりません。 言葉と文章だけで世界を変えられるのかという、究極的な問いかけには息が詰まります。ウルリケたちが導き出したひとつの答えと、今なお続く社会の不条理とを重ね合わせてみてください。
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