ありがとうエヴァンゲリオン!!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月26日 16時06分
役立ち度:1人
総合評価:
5.0
ついにエヴァが終わると聞いて、さっそく劇場に足を運びました。さまざまな意見がありますが、個人的には大満足です!
新劇場版がリリースされるごとに話題となった「エヴァンゲリオン」ですが、ここにきてついに主人公・シンジ君が父・ゲンドウと対決するという、熱いシーンが登場します。この親子の因縁が決着するまで、本当に長かったです。
「大人がいない」と指摘されていたエヴァンゲリオンですが、ついにトウジやケンスケといった面子が成長し、大人になりました。誰かのせいにしたり、責任から逃れようとするのではなく、今自分が出来ることをやる。この素朴なことを全くこなせなかったエヴァンゲリオンの登場人物たちが、一気に成長しています。
個人的に思い入れのあった綾波レイも、人間らしさを獲得しながら飛散するという悲しい結末を迎えます。が、その後思わぬ姿できちんと復活しますので、テレビ版放映時からのファンは必見です。
シンジ君が「エヴァンゲリオンのない世界」を願ったことも、本当に強くなったなと感動させられました。いろいろな意味で卒業です。ありがとうエヴァンゲリオン!とさっぱりとした気持ちになる映画です。