恐ろしすぎる実話
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月5日 05時07分
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総合評価:
5.0
シングルマザーとして働くクリスティは、1人息子ウォルターと映画に行く約束をしていたが、急に職場に休みが出た為呼び出されることに。
仕事を終えて家に帰るとウォルターの姿はなく、クリスティは探し回りますが見つからず警察に連絡しますが【24時間は探せない。】と言われてしまいます。
ようやく捜査が開始して数日後、息子のウォルターが見つかったと連絡が入り、喜んだクリスティは駅まで息子を迎えに行きます。
行方不明になった少年が見つかったことでマスコミが押しかけている中
ようやく戻ってきた息子は、ウォルター!ではない。。
警察にウォルターではないことを伝えても、【マスコミが来てるのでとりあえず、ウォルターということに。】と言われ、しぶしぶ承諾し全く知らない子を連れて帰ることに。
警察に再度ウォルターの捜索をお願いしても【その子がウォルターだ】と言われ、さらには他人の子供まで【ママ】と呼ばれ、一緒に住むことに、、、
自分をウォルターと名乗る子供は何故嘘をついているのか?
画面で見ているだけで不気味なのに、これが実際に起きた事件と考えると、もうホラーです(^^;
警察が再捜査するように、歯医者や教師の証言をもってマスコミに公表しようとしますが、捜査ミスを認めたくない警察は、クリスティを精神異常者と公表前に精神科送りにしてしまいます。
行方不明の息子が帰ってきたと喜んだら、違う子供で、違うと言ったら精神病院送り。子供が行方不明なだけでも辛いのに、、酷すぎます。
ここまでは胸糞悪い展開が続きますが、その後ウォルターを殺したと思われる犯人が捕まり、ウォルターを名乗っていた少年の正体が解り、警察の不正や汚職が公になりやっとスッキリした気持ちになれます。
実際にあった恐ろしい警察の不正や汚職、怠慢さ、精神科送りにされてまで絶対に諦めないクリスティの母親強さに胸を打たれる作品でした。
少し長いですが、見ごたえのある傑作でした。