天才たちの、隠されてしまった活躍
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月7日 13時04分
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総合評価:
4.0
映画が公開される前から邦題でもめ、なにかと話題になった作品です。
実際に見てみて、確かにこの作品に、あまり関係のない『アポロ計画』を含んだ邦題を付けるのは、敬意のない行いだな。と思いました。
原題は『Hidden Figure』で、『ドリーム』とはかすりもしません。しいて私が邦題をつけるなら『隠された成功』といったところ。
自分の業績が、他人のものにされてしまう。そういうことって、大学や社会に出ると1度ならず経験することですが、この物語では1度2度ではすみません。
まだ、コンピューターが生まれたての頃。スペースシャトルを飛ばすための計算は『天才』たちの脳によって行われていた…。
子供の頃からパソコンどころか、スマホが手元にあった若い方には信じられないかもしれませんが、これは現実にあった話。
主人公三人は、その人間コンピューターともいえるNASAスタッフとして活躍した、三人の黒人女性です。
なぜ、その三人の存在が『隠された成功』となってしまうのか?
BLM運動が吹き荒れているいま、見て欲しい作品です。
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