ディズニーのプリンセスが魔法をかけてくれる映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月31日 13時25分
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総合評価:
5.0
まさかディズニーがセルフパロディをたっぷりの、過去の作品をコメディに昇華してしまう映画を作るなんて思ってもみませんでした。
序盤からフルスロットルでセルフパロディが始まるので、ディズニー好きの人ならわかると思うのですが、懐かしさと同時に映像の綺麗さにリメイク作品を見ているような不思議な気持ちになります。
個人的に本が開かれてから映画が始まる演出が大好きで、お伽噺の中に入っていく気持ちになるので、久しぶりの演出に序盤からワクワクしました。
そして、お伽噺の住人と現代人の登場人物たちが接触していく中で、様々なハプニングが起き、思ってもみなかったストーリーが紡がれます。
初見はまさか、プリンセスがバツイチの子持ちであるロバートとくっつくのだとは想像もしていなかったので、結局は王子とお伽噺の世界に帰るのだろうとばかり思っていたので、唖然としたと同時に、ディズニー作品の中で一、二を争うくらい好きな作品になりました。
他にも、ミュージカル映画ですから、音楽にも力を入れていて、主人公であるジゼルが歌う曲の中には過去のディズニーの歌を参考にしたものもあります。
私が特に何度も聞いた曲は「想いを伝えて"That's How You Know"」です。
公園のシーンなので、公園を訪れている様々な人々を巻き込んでのミュージカルシーンは圧巻で、まるでプリンセスが周囲の人々をお伽噺の魔法をかけたかのように、様々な人が歌って踊ります。
現実主義者であるロバートが、現代を生きる私達と同じように、夢物語は叶うはずのないものだと語ります。
けれど、ジゼルは夢は叶うのだと、真実の愛は存在するのだと、物語を通して、ロバートと私達に一生懸命伝えようとするのです。
子どもの時に忘れてしまったものを、懐かしさと共に見つけさせてくれるような作品です。
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