マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
これまで政府に目の上のたんこぶ扱いされてきた映画監督のマイケル・ムーアは、ある日、アメリカ国防総省のお偉方たちにある相談を持ち掛けられる。彼らの必死の訴えに心を動かされた彼は、国防総省に代わり自分が侵略者として世界中に出動することを提案する。ムーアは空母ロナルド・レーガンに乗り込み、ヨーロッパへと向かう。
「世界侵略」とは物騒なタイトルですが、各国の文化や風習を直接その地に足を運んで学ぼうという姿勢は実に謙虚ですね。 アメリカ国内で過労死が問題になる中で、マイケル・ムーアはヨーロッパでの働き方改革にいち早く着目しています。昼休みが3時間以上あるスペインやギリシャ、最低でも年間8週間の有給休暇取得を義務付けるイタリア、休日に上司が部下に電話をかけることを禁止するドイツ。それぞれのお国柄の違いあれども、多くの人たちが仕事とプライベートを両立させて幸せそうでした。 共和党政権下で銃規制が一向に進まない中で、ムーア監督が訪れたのは銃乱射によって77人が亡くなったノルウェーのウトヤ島です。この国では死刑も無期懲役も無し、殺人事件の被告に課せられる最高刑は禁固21年。 事件で息子を失った父親に、ムーア監督はかなりどぎつい質問を投げ掛けていますよ。法改正による厳罰化を望まないのか、自らの手で復讐をしたくないのか。愛する我が子を奪われた父がカメラの前で涙ながらに語った決意は、世界平和の実現のために聞き逃す訳にはいきません。
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