ファイナルドラゴン
風雨雙流星 / The Killer Meteors
「奪命流星」という必殺技を持つ侠客の梅星河(ジミー・ウォング)。だが、これまでこの天下無敵の技を使ったのは二度だけ。彼は人殺しを好まず、弱きを助け、悪者を改心させながら放浪の旅を続けていた。そんなある日、彼は「天魔剣」でその武勲を世に轟かせる花無病(ジャッキー・チェン)に会いに行くことに。思いがけなく病に臥せっていた花無病は、自身に毒を盛った妻から解毒剤を奪い、彼女を殺してほしいと梅星河に依頼する。それを引き受けることにした梅星河は、花無病の妻が強力な拳法の使い手、四天王に解毒剤を守らせているという花雨洞を目指す。途中、梅星河は花無病の妻の手下の一人、鳳凰という女性と知り合う。梅星河は鳳凰に奴隷になったと見せかけ、さりげなく道案内をさせる。四天王の中の三人は酒場での喧嘩にかこつけて殺害。花雨洞に到着し花無病の妻と面会するが、予想していた人物より平凡な姿形なのに不信の念を抱く。四天王の中の最後の一人は夫人が殺害。梅星河は旧知の盗賊達の力を借りて解毒剤の奪取に成功、夫人はその場で自殺を遂げる。梅星河は解毒剤を持ち帰るが、それを飲んだ花無病も死んでしまう。梅星河は一部始終を目撃していた男を追跡するが、その間に花無病の屋敷が燃え出し全焼。実は梅星河の正体は警察の捜査官で、上官の風七公の命令により宮廷で発生した宝物盗難事件の捜査をしていたのである。宝物盗難事件は風七公と花無病の仕業で、梅星河が恋人と信じ込んでいた風七公の娘は、風七公が宝物を独り占めするため花無病の元に送られ花無病の夫人として過ごしていた。梅星河の目前で死んだ女性は身代わりであった。花無病が死んだと考えた風七公は再び動き始めて馬脚を現し、梅星河に倒される。風七公の娘は改心した鳳凰に殺され、死を偽装していた花無病は梅星河との一騎打ちにより殺された。
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ファイナルドラゴンの映画情報
上映時間: 95分 / 製作年: 1976年
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