純粋に怪獣バトルを楽しみたい人におすすめ
2021年7月20日 16時48分
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総合評価:
3.0
前作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」がとても良かったのでかなりの期待を持って鑑賞しました。
映画館で観るには文句なしの大迫力で、前作は少しバトルシーンがごちゃごちゃして見づらかったのが解消されているかなといった印象です。ほとんどゴジラVSコングだけだったからかもしれませんが。
コングと心を通わせる少女に頼り切ったような感動の人間ドラマが薄いです。前作は芹沢博士が命を投げ出すシーンや、親子愛など、怪獣との戦いの隙間隙間にうまく人間ドラマが織り込まれていた印象があります。モナークの人々やテロリストたちも存在感がありましたし。
本作も芹沢博士の息子が出てくるというし、どんなドラマが展開されるのかと思いきや、まさかの息子・・・しかも演じる小栗旬さんは白目をむいていたことぐらいしか思い出せません。
父親と確執があったのかなんなのかわかりませんが、そのへんは特に触れられず、ただただ怪獣バトルアクションに重きを置いた作品だということがよく伝わりました。
もしかしたら見落としている何かがあって、何度か鑑賞すればわかることがあるかもしれませんが、ストーリーは随分簡単にまとめられたなと感じます。
ゴジラもコングもさすがのクオリティですし、映像も見ごたえ十分で大迫力!でも人間ドラマはすっきりとして少な目。そんな作品だと思います。
あくまでも主人公はゴジラたち怪獣で、怪獣映画だから、人間たちの物語は重要じゃないという意図かもしれませんね。
前作を見て怪獣バトルにワクワクした人なら絶対満足できると思います。