スナイパーのかっこよさを体感できる映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月18日 17時03分
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総合評価:
4.0
2019年公開の実話がもとの映画です。
フランス最後の植民地ジブチが舞台で、子供を乗せたスクールバスが、独立派武装組織のメンバーに乗っ取られるという事件が発生。果たして、ジェルヴァル大尉をはじめとするスナイパーの特殊介入チームは、一斉狙撃によるテロリストの同時排除という前代未聞の作戦を成功させ、子供たちを無事に救出することができるのかーー!?って話です。
結論から言うと、FPSみたいにスナイパーが活躍するシーンがかっこよくて面白かったです。ストーリーもすげーシンプルでわかりやすかったです。
一見、悪者が人質とって正義のヒーローが助けるっていうシンプルな構図なんだけど、その背景には当時のジブチの歴史的背景がちらほら垣間見えて結構、深い問題を扱ってるなと思いました。実話をもとに作られた映画の最後に、当時の様子などを真っ黒画面に白文字で説明するのが、すげーよかったです。
実際はもっと残酷で、話すだけで胃もたれするような内容でも、すっきりしてかっこよく見えました。主人公たちの葛藤、当時のフランスの政治情勢、テロリストたちの存在、様々なことを知ることができ勉強になりました。
実際、スコープごしで見る景色ってあんな感じなんですかね。スコープごしで指ひくだけで頭撃ち抜かれて死ぬって本当に想像できなです。銃の怖さはもちろんだが、戦争になったときの人間の心理とか色々、ぐさっとくるものがありました。やっぱ、実話をもとにした系は面白いと感じさせてくれた映画です。