ディズニーの新たなヒロインは伊達じゃなかった!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月5日 04時15分
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総合評価:
4.0
ゴリゴリのディズニー映画とは、違うタイプの作品と感じました。
ピクサーを含め過去のディズニー作品は、ヒーローとヴィランがハッキリしています。ヒーローは徹底してヒーローであり、ヴィランは純然たる悪。ヒーローが絶対的で、ヴィランは許してはいけない存在でした。
しかし「ラーヤと龍の王国」の場合、ヒーローもいなければヴィランもいません。一応の立ち位置としてはあるものの、曖昧になっていました。
主人公ラーヤは、いわゆるヒーロー的な立ち位置。しかし絶対的な正義の味方ではなく、邪な感情も抱いています。一昔前のディズニーヒーローでは、絶対に見られないキャラクターです。
ヴィラン的な立ち位置としては、ナラーヤでしょう。ナラーヤがやって来たことを考えたら、腹が立つもの。しかしナラーヤの置かれている立場を考えたら、行動の1つ1つに説明がつきます。
純然たるヒーローもいなければ、絶対的な悪もいない映画。ディズニーはゴリゴリのファンタジーが特徴的ですが、現実的な部分もしっかり織り込まれていると感じました。
イメージワード
- ・泣ける
- ・不思議
- ・勇敢
- ・かっこいい
- ・ファンタジー