ジェームズガン監督の原点回帰!!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月2日 02時21分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
もともと監督のジェームズガン監督の作品が好きで、『スリザー』『スーパー!』など昔から追いかけている監督ではあったのですが、彼の原点回帰のような作品で本当に大満足でした!
冒頭から観客の意表を突く、とんでもない悪趣味な展開から始まります。この時点で、ディズニー傘下で作られた『ガーディアンズオブギャラクシー』とは違った、やりたいことを制限なしでやりたい放題やるといった決意表明が感じられます。
また、メインとなるキャラクター達も、ジェームズガン監督特有の個性たっぷりなキャラたちが勢ぞろいで全員が愛おしくなる映画でした。特に、ネズミ使いのラットキャッチャー2と水玉男のポルカドットマンがお気に入りです。
また、DC映画傘下になったことで容赦のない残酷描写にも拍車がかかり、DCユニバースの新たな切り口にもなり得る作品だとも感じます。
ヒーロー映画としても、虐げられた者たちがラストに巨大な敵に立ち向かうという構図に、否が応でも熱くなりました。MCUやDCなどヒーロー映画に詳しくない方でも、これ一本で楽しめる非常に間口が広い作品だったので、残虐描写が苦手な方でない限りは万人にオススメできる傑作だと思います。