もめるけど、終わりは穏やか
2020年8月6日 14時34分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
若い頃に見た映画の中で、1・2を争うほど好きな作品です。
マギーは優秀な弁護士ですが、外見に自信がありません。憧れていた同僚と一夜を共にする者の、その夜は泥酔した美しい妹、ローズによって台無しにされてしまいます。
ローズにとって、マギーは愛しい姉であると同時に、母親代わりの少し邪魔な存在でもあります。
ローズには美貌がありますが、識字障害があり、勉強どころか、本を読むことさえ難しいのです。
姉妹はお互いにコンプレックスを抱きながらも、支えあって生きています(主にマギーがローズを支えていますが)。しかし、その関係はローズがマギーの恋人を寝取ったことで破綻。
ローズは、偶然見つけた住所から、会ったことのなかった母方の祖母の元に向かいます。
『In Her Shoes』というタイトルは、絶妙な比喩だと思いました。
『靴』は選んで歩く人生のお供のようなもの。
憧れの形であっても、足にうまく合わなかったり。
欲しい欲しいと思って手に入れたのに、靴擦れが起きてしまったり。
今でも、悩んだときに見たくなる映画です。
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・切ない
- ・かわいい
- ・ロマンチック