とても感動しました
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月27日 19時03分
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総合評価:
5.0
亡くなったはずの澪が巧と佑司の前に突如現れる。しかし、それは、今は亡き澪が佑司のために残した「アーカイブ星」という絵本の中で予言されていていたことでした。
二人の前に戻ってきた、澪は全く記憶がありません。しかし、巧と話し合いながら、回想で二人の若い頃の恋物語が描かれます。それは、多少の謎が残りながらも、爽やかなラブストーリーでした。
澪の絵本によると、雨の季節が終わると澪は消えてしまいます。その予言通り、澪は二人の前から消えてしまいますが、別れ際に二人に残したメッセージが感動的でした。
佑司:「ママは僕のせいで死んじゃったんでしょ?」
というのに対し、澪は「馬鹿だなー、そんなふうに思ってたの?そんなことない・絶対にない」と語ります。
そして、巧に対しては、巧が「ごめんねー、僕は澪を幸せにできなかった。本当にごめんね」と語るのに対し、澪は「よく似た親子だなー、そんなことない」と言い切るところはすごく泣けました。また、「あなたの隣はとても居心地が良かったです」とも語るところには号泣です。
そして、ラスト15分でネタバレタイムが始まります。実は澪は、20歳の大学時代に交通事故に遭ってタイムスリップしたのです。巧と佑司の前に現れたのは、タイムスリップしてきた20歳の澪でした。ネタバレタイムでは、高校生時代の澪の視点での巧への想いが解説されていました。
このネタバレを見ると、これまで感じた違和感や疑問点がすべて解消されてすっきりとしました。
この映画は、恋愛要素と、親子愛の要素などがあり、若い人にも、パパやママにも感動できる物語に仕上がっていると思います。