万人に通じる物語
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月21日 15時24分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
テレビアニメ「おジャ魔女どれみ」を子どもの頃見ていた女の子たちの出会いと成長を描いた作品で、子どもの頃に当アニメを見ていた人にとっては最高の映画かと思います。
ただ、私自身は子どもの頃戦隊モノを見ていた惰性で見ていたくらいで、なんとなく登場人物のキャラが分かっている程度のものでしたが、素晴らしい作品だったと思います。
年齢、立場、性別も違う人物たちが一つの作品を介して出会い、その中で起きうる衝突のようなものをしっかりと描けていた点は今まであまり見たことのない映画体験でした。
だからこそ残念だったのは上映時間の短さです。
最近のドラマで「特撮ガガガ」(マンガ原作)というものがあり、特撮という一つのもの(好きな作品はバラバラですが)を愛する人たちの出会いと衝突などを描いた素晴らしいドラマがあったため、この登場人物をもっと見たいと思ってしまいました。
また、上映時間の短さゆえ、このテイストの作品の観たいものの一つである日常描写が少なく、物語の展開も唐突に思えてしまったのも残念です。
なかなか成長できない人物たちとしてしっかり描いてこそ、「成長しないといけないんだ!」という感情を出すシーンがもっと活かされるのだと思います。
ただ、最後にあの曲が流れたことでオールOKになってしまいました。
それだけあの曲の力はすごいんだと思います。アニメシリーズをしっかり見ている人でなくても、曲は知ってるという人であればオススメです!
イメージワード
- ・楽しい
- ・笑える
- ・泣ける
- ・切ない
- ・かわいい
- ・コミカル
- ・ロマンチック