卓球を知らなくても楽しめる
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月30日 23時09分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
この作品は主人公ペコが様々な試合の敗北による挫折を通して成長していくストーリーです。
ペコは才能があるにもかかわらず、努力をしない結果
数々のライバルに負けていきます。
しかし、そのライバルたちに特別な才能があったわけではなく、全員とてつもなく努力した結果、天才ペコに勝っているのです。
幼なじみのスマイルの才能が開花し、その様子を見せつけられて自分には才能がないと自暴自棄になるところに、ペコに大会で勝った幼なじみのアクマがペコには才能がある、スマイルもアクマもペコに憧れて卓球を始めたと告白します。
才能がないかどうかは血反吐を吐くほど努力してから言え、そう言われたペコは感化され、卓球道場のオババに訓練してもらいます。
スマイルは才能がありながらもペコに悪いと思い、手を抜いていましがペコが本気になったと知り、部活のコーチに特訓してもらいます。
本気で練習したペコはこれまで自分が手も足も出なかった相手に完勝し、ついに幼なじみのスマイルと対決することになります。
この作品では、決して才能だけでは決まらないこと、才能があるかないかを決めるのが早すぎる人が多いことを考えさせられます。
卓球を題材にしていますが、卓球を知らない人でもこの暑いメッセージ性を感じ、楽しむことができる作品だと思います。