切なくも温かい物語でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月16日 09時02分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
全体的にしっとりとした雰囲気の作品で、冒頭の絵本のお話も可愛い切なく気に入っています。
スア役のソン・イェジンが、記憶が無くなっている不安定さや可憐さを上手く演じられていてとても素敵でした。
また、妻に先立たれたウジンは息子ジホとの二人暮らしを頑張っているのですが、1年後に記憶喪失の状態で妻そっくりの女性が現れ、もう一度生活を始めて行くのが面白かったです。
後半、そのスアが生前に残していた自分の日記を読んでから、彼女の中でまた大きな気持ちの変化とある行動が起こされていき、最後にその優しさがまた残されたウジンとジホに伝わっていくのが切なくも温かい気持ちにされました。
小さくて可愛かったジホが少しずつ逞しくなっていく心の成長も良かったです。
ジホが自分のせいでママが病気になっていたと親戚から聞かせられていたのを、タイムスリップしてきたママから実際に「そんな事はない。感謝している」と聞けたのは本当に良かったと思います。
しかし、後で考えると最愛の家族と1度ならずも2度も別れを経験するのは辛いことだなぁと感じてしまいました。
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・不思議
- ・切ない
- ・ロマンチック
- ・ファンタジー