ばるぼら
作家として活躍する美倉洋介は新宿駅の片隅で、ばるぼらという酩酊状態の少女と遭遇する。洋介は、見た目がホームレスのような彼女を自宅に連れて帰る。だらしなく常に酒を飲んでいるばるぼらにあきれながらも、洋介は彼女の不思議な魅力に惹(ひ)かれていく。何より、彼女と一緒にいると新しい小説を書く意欲が湧くのだった。
「何千万人という人間を呑み込んでは消化していく大都会」という、オープニングで流れる主人公・美倉洋介のナレーションが印象的です。表面的には知的なムードを漂わせながら内面の性欲を持て余す彼の苦悩を、稲垣吾郎が見事に体現していました。 年齢を重ねるごとに演技力と妖艶さを増していく二階堂ふみが、ある日突然に美倉の日常に転がり込む異色のヒロイン・ばるぼらに挑んでいます。新宿のガード下で酔い潰れて寝転んでいる姿にも嫌悪感は一向に湧いてこない上に、愛おしささえ感じてしまうでしょう。 大手出版社から原稿を依頼されて数々の文学賞にノミネート、婚約者は有力な政治家を父親に持つ美しき女性。一見すると欲しいものを全て手に入れた勝ち組のようにも思える美倉と、最低辺のばるぼらの立ち位置が逆転していく中盤以降の展開がスリリングですよ。迷路のような世界でふたりだけの居場所を追い求めた美倉とばるぼらがたどり着いた、驚くべき終着駅を見届けてあげてください。
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