情熱的なロマンス / 散りばめられた伏線
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月10日 17時52分
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総合評価:
5.0
私にとって、2021年現在公開されているスター・ウォーズのエピソードの中で、これほどまでにロマンスを感じさせられる作品は、他にありません。
それは、後にダースベイダーとなるアナキンの光と影、また激しい情緒を現している、ひとつの要素と思っています。
そのロマンス・ストーリーも本作の見所ですが、もうひとつ、個人的に興味を惹かれる点があります。
それは、後に銀河帝国の皇帝となるパルパティーンが、着々とその道を歩んでいく様子を感じさせられる点です。
Ep.1から既に怪しい雰囲気を放っていたパルパティーンについては、製作者も、もはや視聴者に正体を隠す必要は、当然ないでしょう。
周囲を言葉巧みに操り、議長に上り詰め、またアナキンに擦り寄り、銀河を支配するだけでなく、アナキンを自身の弟子、ダース・ベイダーすることを、既にこの時期から計画していたような描写も読み取れます。
また、これは私のような、ファン目線の感想ですが、パルパティーンのオフィスでのシーンに、後に皇帝になってから登場するものと同じ、赤い護衛が登場します。
これは完全に、パルパティーンがEp.1から順調に皇帝への道を進んでいる表現であり、伏線であると同時に、ファンとしてはその"モロ"な描写に思わず興奮してしまいました。
この映画はストーリーや映像表現、音楽も素晴らしいと同時に、上記の点から旧来のファンも楽しませてくれる作品であると思います。
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