善と悪の判断基準とはなんなのか考える
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月19日 00時50分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
一部激しい暴力描写がありますが、それほどR18要素は多くなかったです。
主人公のダニエルに感情移入するのが難しく、他の登場人物たちもいい人だか悪い人だかよくわからなくて誰にも感情移入できない・・・(その感覚はNETFLIXの「ダーク」と似ていた)。
説明がかなり少ないので、わからないこともいくつかあった。心休まらない映画でした。
私がアメリカに留学していたとき、ポーランド人の友達が1番多かったのですが何人かは祭司志望の人もいた。おそらく憧れの職業のひとつなんだろうなと思う。
ダニエルがなぜ祭司になりたいのか、本物の信仰なのか、もっと俗っぽい理由なのか、判断が難しい。ダニエルのバッググラウンドも現在の心境もはっきりとはわからない。善悪には100%善も100%悪もなく、皆どちらも持っている。ダニエルにもやっぱり両方ある。
キリスト教の方が見るとまたいろいろ見解があるのかもしれませんが、私はそこまで入り込めませんでした。力のある映画でしたがもう少しだけわかりやすさが欲しかった。でも俳優さんたちが魅力的で、主役のダニエル、ヒロインのマルタ、その母のリディアが特によかった!