竹内結子はこういう映画がいい
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月19日 17時54分
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総合評価:
3.0
ストロベリーナイトのようなキリッとした女性を演じるのもいいのですが、竹内結子はコメディの要素がある作品の方がこの人の本質に合っていますね。大空港2013の時の演技はすごく好きなんですが、この時の雰囲気とすごく似ているのがこの作品です。困っている時の喋り方というか、表情がすごく可愛いのです。犯人に関してはこいつかと最終的には納得です。関係者に聞き込みをする中で、最も人間関係に問題のなかった人物だったんですね。キレ物の白鳥役の阿部寛ですが、女性を困らせる演技をするのが上手いです。何も反論もできず彼のペースで捜査が進んでいくのは、竹内結子の困った演技のうまさによる部分も大きいです。最初に関係者に話を聞いてその雰囲気から動物に例えているんですが、白鳥にとっては小難しい事が書いてある調査書よりも人間性がわかって役に立ったのかなという気がします。最後は恐怖と安堵感です。犯人ではなくて命を大切にしようとした人物と、最後までどういうバックボーンでこんな事を起こしたのかわからない犯人の対比が衝撃的です。個人的にはオドオドした竹内結子は最強の演技者です。
イメージワード
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