映画 太陽の子
1944年。京大物理学研究室で研究に励んでいた科学者・石村修(柳楽優弥)は、原爆の開発に参加する。核エネルギーの研究に没頭する一方で、科学者が兵器の開発に携わることに対する葛藤を抱えるように。そんな中、弟の裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、兄弟がひそかに思いを寄せていた朝倉世津(有村架純)も、家を失ったために修の家で暮らすことになる。
絶望的状況下で悪魔的希望にすがるしかなかった人間の業と、それすらも乗り越えさせてしまう生命力の底力を「観察する目線」で静かに熱く描いた作品。 三浦春馬のキャスティングは偶然にしてはあまりにもあつらえられたかのように思えてしまうほどキャラクターの運命と重なっていて驚く。作品内での台詞がまるで本人の想いを切々と語っているかのように錯覚してしまう。 「手の付けられない狂犬」的な役柄のイメージが強い柳楽優弥が、まるで正反対な静かな、しかし、内面の芯は熱い「物理学者のタマゴ」を実にそれらしく演じていて、彼の新たな魅力が十二分に味わえます。 脇を固めるベテラン勢も素晴らしく、「老いぼれ爺」を本人の愛嬌が上手く作用している「カントク」山本晋也が勤め、優しさと尊厳の入り混じった「陶芸家」のイッセー尾形の演技は特筆ものですし、田中裕子の、夫と息子達の運命の矛盾に引き裂かれそうになりながらも必死に筋を通し続ける「母」の演技に身が引き締まる。
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