町山さんの2021年暫定ナンバーワン作品との事で鑑賞
2021年10月25日 20時48分
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総合評価:
4.0
町山さんの2021年暫定ナンバーワン作品との事で鑑賞。上映している映画館が少ない点と、上映時間が152分という長尺である事から鑑賞のハードルが高めの映画でした。
音楽なし、手持ちカメラで撮影という本作はドキュメンタリーを見ているようで飽きずに最後まで楽しめましたが、個人的な今年1には遠いなぁ・・という感想でした。
真実を報道する為に被害者や加害者の遺族に取材をする主人公。しかし、自分の家族がある問題を起こしてしまい、取材されるかもしれない側の立場になってしまい・・というストーリー。
ここまではあらすじにも書かれていましたが、あらすじを見て想像できたストーリーから大きく驚くような展開はなく、スッキリしない後味。
加害者遺族が言う事は真実なのか、報道するメディアも真実を放送しているのか、保身の為に嘘をついているのではないか。という問題提起だと思いますが、じゃぁどうすれば・・?どうしようもないのでは、というような救いのないような気持ちにもなってしまいました。
そして、それがリアルなのかもしれませんが、登場人物全員がちょこちょこ正確悪い。(笑)
主人公の由宇子も例外ではなく、加害者と疑われ自死した先生の遺族へインタビューしている時に、タバコを吸って休憩しながら「面白くなってきた!」と言っていた点で、自分はこの人には共感出来ないな〜と感じてしまいました。