歪な魅力は感じるが、、、
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月2日 02時45分
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総合評価:
3.0
前作の神木隆之介主演の『妖怪大戦争』は幼少期の思い出映画として大好きな作品で、今作もかなり期待を胸に鑑賞しに行きました。
結論から言うと、つまらない・・・でも歪な魅力は感じる、といった作品でした。
冒頭から10分ほどで妖怪たちがつるべ打ちに登場するシーンは、やはりテンションが上がります。しかし、そこから中盤にかけてのくだりがあまりにも鈍重。豪華なキャストたちが妖怪を演じている楽しさはあるのですが、今作は妖怪たちがメインというよりも、あくまで主人公の寺田心君と弟にスポットが当てられている映画のため、妖怪たちがあまりストーリーに干渉してこないのが少し寂しくもありました。
ただ、クライマックス。寺田心君演じる兄を助けるため、弟が大魔神に乗って現れるのですが、このシーンが本当に胸熱でした。脈略など何もないのですが、この勢いだけで映画を盛り上げてくれる辺りはさすが三池崇史監督といったところ。このくだりからの、ラスト大魔神と共に妖怪たちが暴れまわるシークエンスはとても楽しめました。
何年かに一度、旬の子役を使って作り続けて欲しいシリーズだなと思います。次作に期待!