KCIA 南山の部長たち
1979年10月26日、韓国。大統領直属の諜報(ちょうほう)機関である中央情報部(KCIA)の部長を務めるキム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が、敬服していたはずの大統領(イ・ソンミン)を射殺する。事件の40日前、アメリカに亡命したKCIAの元部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)が下院議会聴聞会で韓国大統領の横暴を告発していた。キムは、かつての友人でもあるヨンガクに大統領の命で接触し、事態収拾を図るが、その再会が彼の人生を大きく狂わせていく。
42年前の軍事政権下の韓国の出来事なのだが、ものすごく今の日本の政権の状態を連想させ、日本にもイ・ビョンホン演じるキム部長のような人物がいないのだろうか?と、ついつい思ってしまうほどの緊迫感に溢れる政治ドラマ。 イ・ビョンホンの静かな男の色気が徹頭徹尾みなぎりまくる。特に乱れ髪を直す仕草がキマリすぎてどうしましょう、なレベルです(何度もそういうシーンが出てきます)。 中央情報部の部長が主役なので、もちろんスパイ映画の要素も盛り沢山で、1970年代という時代の雰囲気は諜報活動がとてもよく映えますし、アメリカやフランスなど韓国外のロケーションでのそれは、当時のスパイ映画のオマージュ的な画面構成になっているのもなかなかマニアックで良いです。 イ・ソンミンが演じるパク大統領が、長きにわたる独裁でかつての同士達をも捨て駒にせざるを得なくなっていく様が非常に印象的。 日本映画でもこうした題材の作品をたくさん作って欲しいと願わずにはいられなくなりますね。
このレビューにはネタバレが含まれています
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