ボンズのアクション作画は凄いが・・・
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月3日 02時11分
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総合評価:
3.0
この「僕のヒーローアカデミア」という作品に関しては、漫画もアニメも視聴しておりそれなりにファンな作品ではあるので、この劇場版も楽しみに鑑賞しに行った。
率直な感想としては、流石アクション作画は素晴らしい。といった感じ。
TVアニメでも度々、神作画といった風に話題になることが多いアニメではあるので、やはり今回は劇場版ということで気合いの入り方が違った。序盤の街中パルクールアクションから始まり、崖を舞台にしたアクションシーンではカメラが縦横無尽に回りつつも、どのような戦いが繰り広げられているのかがはっきりと分かるという高度な見せ方がされていて驚いた。
ただ、やはり感じるのは脚本が薄すぎるという点。ジャンプ原作の劇場版に対しては同じような偏見を持ってしまっている面はあったのだが、やはりそれを越えてくることはなかった。アクションシーンが終わってしまえばダレ場がやってくるので、やはり飽きてしまう。
しかし、クライマックスに関しても決着の薄さが目立つ。ロジックではなく力業で勝というものだ。しかしそこは、製作会社ボンズの圧倒的作画力で魅せる強引さがあり、これはアニメの劇場版ならではな要素ではないかと感じたりもした。