走りのシーンが迫力がありました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月27日 15時23分
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総合評価:
4.0
漫画で読んでいた「イニシャルD」の世界観が、ライトな感じで楽しめました。BGMもラップ調の軽快な感じがマッチしていて、なつきとのちょっと切ないシーンに流れるしっとりとした音楽も素敵でした。そして気になっていた「溝走り」も再現されていて、そこを映像として観られたのはとても満足しています。また、リーダーの涼介が、クールな雰囲気でカッコよかったのと、拓海のひょうひょうとした運転風景も気に入っています。でも一番良かったのは、拓海のお父さんです。あの常に目を閉じたようにしゃべる様子は原作と同じで、ちょっとダメっぷりが激しいけれど、ハチロクのエンジンがダメになった後の、更に凄いエンジンを用意する所は頼もしさ満載でした。そのハチロクが壊れた時の拓海の初めての挫折も良く心情が現れていて、実は今までもダメ父と思っていたのに、自分の知らない所でチューンナップなどしてくれていた事を知り、どんどん本格的な走りの世界にのめりこんで行く所も良かったです。