教育的にも良いし,面白いし,綺麗な映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月11日 10時27分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
9歳、6歳と1歳の子供たちと一緒に観ました。
雪男の子供が捕らえられていた施設から逃げ出し、街中に出てきたところを主人公のイーがヒマラヤまで送ってあげるお話です。雪男といえば、モンスターズインクやスモールフットで出てくるキャラクターですが、なんだか可愛らしい、まだ秘境に住んでいるんではないか、実在するんではないかというリアリティのあるキャラクターだと思います。
主人公イーが父親を失い、そのショックから今の生活から逃れるため、アルバイトをしてお金を貯め、街を出る計画を立てます。そんな中,雪男の子供と出会うと、たくさん貯めていたお金を惜しげもなく雪男の子供に使ってあげます。このシーンで子供たちが何かを成し遂げたり、やってあげるためにはお金が必要で、他の子が遊んでいる時にも働いたり、寝る時間を削ったり、大変なことなんだなと思ってくれたようで、その点が良かったと思います。たいていのアニメはお金という概念が抜けていて、いったいそのお金はどこから出てるんだ?と思うことがあるので,教育的にも良いと思いました。その間の旅の中で、家族の繋がりが深まっていって、なんとなく口うるさく感じていたお母さんやおばあちゃんの言葉や行動が本当に愛があるから、信じているからだということを子供自身が気付いていくというストーリーも素敵でした。