青春時代の願望が蘇る
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月11日 22時03分
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総合評価:
4.0
本作は、いろいろな意味で、青春時代を思い返させる作品でした。
まず、その理由の1つ目は、誰しもが一度は思うであろうテーマ、
「あの時、こうしていれば…」
について、描かれていることです。
私も10代の頃はよく、そう思っていたように感じます。
30代の今では、そう思うことがなくなったのは、成長と捉えていいでしょうか(そうであると願っています)。
また、もう一点は露骨に、駆け落ちについて描かれていることです。
私も、過去の恋愛で、駆け落ちしたいとまでは行きませんが、
「何にも邪魔されずに、2人だけの時間を過ごしたい…」
そう思ったことはありました。
そして本作は、そういった多くの人が抱くであろう、青春時代の願望を、パラレルワールド内かもしれませんが、主人公とヒロインが叶えている様子を観ることができます。
過去の自分の非現実的な願望が、映画の中で叶えられているのを観ることが出来たということが、本作品に魅力を感じる理由なのかもしれません。
また、これは青春とは関係ありませんが、もう一点気になったことがあります。
普段は洋画を中心に観る私ですが、アメリカの映画はとくに、ハッピーエンドで終わる作品が多く感じます。
本作は、ハッピーエンドなのか、否かがよく分からない描写がされています。
アメリカ映画に慣れている私にとっては、本作のラストは少々不思議な感覚でした。
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