TVシリーズとは別物と考えた方が良い
2021年2月26日 09時35分
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総合評価:
4.0
約100分の上映時間でしたが、昔から牙狼が好きなファンだけでなく新たに関心を持っている人に対しても面白さを伝えてくれる作品です。TVシリーズから4年ほど経過してから映画化されましたが、当時より評価の高い最先端のVFXを活用した迫力のある映像が臨場感を生み出していました。また映像が3D対応になっているところもあり、砕けるガラスなどが自分の方へ向かって落ちていく表現が素晴らしかったです。作品自体も主人公の冴島鋼牙が仲間たちと出会いながら成長していくとともに、TVシリーズから旅に出て成長している姿も見ることができます。仲間が怒りなどの感情から行動を起こそうとした時に、優しく冷静に律していくシーンは成長した冴島鋼牙の象徴とも言えるかもしれません。
そして中尾彬や津田寛治、斉藤洋介などの名俳優が存分にアクションを繰り広げているシーンも迫力十分です。アクションとCGをしっかりと組み合わせ、より作品が迫力ある内容に仕上がっていました。
ただVFXのシーンでは目まぐるしく変化する箇所もあったので、ついてこれないと感じてしまう部分もありました。またTVシリーズが好きだったという方は、当時のキャストがほぼ出ないところも残念でした。