大量生産の実態と裏側。食に対して考えさせられます
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月26日 08時01分
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総合評価:
4.0
オーガニックや、ビオ、ベジタリアンやビーガンなど言葉を聞くことがたくさん増えてきたと思いますが、あまりよく知らずに生きてきたなと思い、もう少し裏側を知るためにこのドキュメンタリーを見ました。
スーパーに並ぶ、鶏肉や牛肉、野菜たち。安価にフレッシュなものを毎日買える。こんな便利な世の中に慣れすぎてしまっていて、どうサプライチェーンや物流が成り立っているかなんてあまり考えることがなかったですが、現にシーズンじゃない果物や野菜もいつでも手に入る時代になって便利と引き換えにいろいろなものを代償にしてしまっていたということがこのドキュメンタリーからわかりました。
安い鶏肉が食べられるのは、品種改良され通常より何倍も早く育つように計算されて作られた鶏が取れるから。
もちろん、そのように品種改良や医薬品が使われていくと、人間に被害も出てきます。息子を食品から失って闘う女性、スーパーの食品から息子を失うなんで誰が想像するでしょうか?